2011年 11月 07日
マラ10でドン。さらに倍。 |
(以下、検索してたどり着いた人向き)
死んだ自分が聴きたい曲であるマラ10。特に第5楽章の節々で入る「ドン」という太鼓の音は、夜の虚空に打ちあがる花火のようで、すごく好きです。この太鼓は第4楽章の最後にも入っています。
と思っていたら、盤によって違っていました。
今、手元にあるもので、「ドン」の有無について記しますと、
指揮者/オケ 第4楽章の終わり 第5楽章の冒頭 音の大きさ
モリス/ニューフィル管 無し 有り 大
ザンデルリンク/ベルリン響 有り 有り 大
ラトル/ニューフィル管 有り 無し 小
スラトキン/セントルイス響 有り 有り 大
バルシャイ/ユンゲ独フィル 有り 有り 小
オルソン/ポーランド放送響 無し 有り×2 大
ちなみにモリス盤は第4楽章の終了時の「ドン」はLPの時は確かにあったのに、CDにはないのだ。なぜ?この辺の事情はこちらに詳しいです。
なお、ウィーラー版のオルソン盤は、第4楽章の終了時の「ドン」は無い代わり、第5楽章の冒頭に2連打している。うーん、やっぱ違和感がある。
ま、結局は第10番の全曲版はマーラー本人の手によるものではないので、何が正解と言うものはないわけで、いわば霊界のマーラーとのクロスコレスポンデンスのようなもの。各々が自分の方法で交信すればいいんだと思います。個人的には「ドン」は、両楽章ともあった方が効果的だと思うな。
(OLYMPUS PEN E-P1,LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6)
by prowresleman
| 2011-11-07 23:26
| デジカメ日記