2016年 12月 21日
この味がいいね 真田記念日(50)。 |
第50回(無題)
「豊臣方か?」
「真田左衛門佐幸村」
思わぬ大物、しかも疲労困憊の様子。首を狙って寄ってきた徳川兵だが、幸村の地獄突き(凶器ナックル、昌父直伝w)に一蹴される。
「ここまでのようだな。豊臣は敗れた。しかし、私はまだ生きている。生きている限り私は家康に敗れてはいない。佐助、これから次の戦いだ。参るぞ」
「はっ」
(有働ナレ)慶長20年5月7日、徳川家康の本陣を切り崩した信繁は力尽き現在の安居神社付近で最期の時を迎えたといいます。しかし、信繁は大阪を脱出し、薩摩に落ち延びて、そこで平穏な余生を送ったという伝承もあります。戦国乱世を駆け抜けた真田信繁の生き方が人々を魅了し、英傑の死を惜しんだものと言えるでしょう。
鹿児島の田園風景、遠くに農作業をする老夫婦。よくみると信繁ときりのようにも見える。
一転して松代城。年老いた信之が秘蔵の小箱から、三成からの書状を取り出して眺めている。そして同じく小箱に収めてある六文銭を握り締め、縁側に出て南の空を見上げる。
(完)
・・・といった結末を望んでいたのですが。
最終回。もう一年経ったのか(去年は、まだ一年経たないのか、だったがw)。
ネットには幸村の最後にいろいろな見方や感想が流れていますが・・・。うーん、やはり私は不満だったなあ。
・家康と対峙するシーンは印象深かったけど、舞台的過ぎてリアリティは皆無。映像的には、攻めて攻めて攻め込んで肉薄する場面が欲しかったなあ。
・最後は佐助の介錯で自刃。常々「望みを捨てぬ者だけに道は開ける」をモットーとし、ダメだ十勇士に「命を惜しめ。そして必ず勝て」と言っていたのに。これなら、西尾宗次と堂々と戦って討ち取られた方がよかったように思う。
・その最後のシーンで幸村は佐助に年齢を尋ねる。齢55。当時としては十分老人ですね。一体どういう意味があるのか全く謎。そもそも、佐助は、大八をよろしく頼むと言われていたのに、戦場に戻っているのはどうして(ま、呼ばれたからだろうけど)。
・「松代藩は徳川幕府崩壊のきっかけを作る佐久間象山を生み出すことになる」??? うーん、強引過ぎて理解できない。一説には、同じく三谷脚本だった大河ドラマ「新撰組!」に繋げているということなのだが。
まあ、このじれったさがまた三谷さんの魅力なのかも知れないけど。
「領民には無理をさせずというて楽もさせず、年貢だけはきっちりと取る。その上で領主たるものは決して贅沢をしてはならん」と徳川の参謀・正信の言葉。
一方の豊臣は、民を踏みにじり、贅沢を極めたために、与左衛門に城に火をかけられた如く、結局、民に滅ぼされたということなのでしょう。
「疲れただろう」「全身が痛うございます」「だろうな」 これが幸村の辞世の言葉。そして確かに生きた証を残したのでした。一年間の船旅、おつかれさまでした。
今週の象印賞:これはもう内野家康でしょう。この人、老け役がうまいなあ。若干ロレツが回っていないところなぞ絶品です。「おぬしのような戦でしか己の生きた証しを示せぬような手合いは生きていくところなどどこにもないわ!」全く正論。家康が単なる敵役では終わらなかったのが良かった。
今週の木苺賞:大坂城の全てが懸かっているハズの千姫は全然役に立たず。助かってよかったよかった。と喜ぶだけで助命嘆願なし。千姫事件の坂崎さんも省略とは。
「豊臣方か?」
「真田左衛門佐幸村」
思わぬ大物、しかも疲労困憊の様子。首を狙って寄ってきた徳川兵だが、幸村の地獄突き(凶器ナックル、昌父直伝w)に一蹴される。
「ここまでのようだな。豊臣は敗れた。しかし、私はまだ生きている。生きている限り私は家康に敗れてはいない。佐助、これから次の戦いだ。参るぞ」
「はっ」
(有働ナレ)慶長20年5月7日、徳川家康の本陣を切り崩した信繁は力尽き現在の安居神社付近で最期の時を迎えたといいます。しかし、信繁は大阪を脱出し、薩摩に落ち延びて、そこで平穏な余生を送ったという伝承もあります。戦国乱世を駆け抜けた真田信繁の生き方が人々を魅了し、英傑の死を惜しんだものと言えるでしょう。
鹿児島の田園風景、遠くに農作業をする老夫婦。よくみると信繁ときりのようにも見える。
一転して松代城。年老いた信之が秘蔵の小箱から、三成からの書状を取り出して眺めている。そして同じく小箱に収めてある六文銭を握り締め、縁側に出て南の空を見上げる。
(完)
・・・といった結末を望んでいたのですが。
最終回。もう一年経ったのか(去年は、まだ一年経たないのか、だったがw)。
ネットには幸村の最後にいろいろな見方や感想が流れていますが・・・。うーん、やはり私は不満だったなあ。
・家康と対峙するシーンは印象深かったけど、舞台的過ぎてリアリティは皆無。映像的には、攻めて攻めて攻め込んで肉薄する場面が欲しかったなあ。
・最後は佐助の介錯で自刃。常々「望みを捨てぬ者だけに道は開ける」をモットーとし、ダメだ十勇士に「命を惜しめ。そして必ず勝て」と言っていたのに。これなら、西尾宗次と堂々と戦って討ち取られた方がよかったように思う。
・その最後のシーンで幸村は佐助に年齢を尋ねる。齢55。当時としては十分老人ですね。一体どういう意味があるのか全く謎。そもそも、佐助は、大八をよろしく頼むと言われていたのに、戦場に戻っているのはどうして(ま、呼ばれたからだろうけど)。
・「松代藩は徳川幕府崩壊のきっかけを作る佐久間象山を生み出すことになる」??? うーん、強引過ぎて理解できない。一説には、同じく三谷脚本だった大河ドラマ「新撰組!」に繋げているということなのだが。
まあ、このじれったさがまた三谷さんの魅力なのかも知れないけど。
「領民には無理をさせずというて楽もさせず、年貢だけはきっちりと取る。その上で領主たるものは決して贅沢をしてはならん」と徳川の参謀・正信の言葉。
一方の豊臣は、民を踏みにじり、贅沢を極めたために、与左衛門に城に火をかけられた如く、結局、民に滅ぼされたということなのでしょう。
「疲れただろう」「全身が痛うございます」「だろうな」 これが幸村の辞世の言葉。そして確かに生きた証を残したのでした。一年間の船旅、おつかれさまでした。
今週の象印賞:これはもう内野家康でしょう。この人、老け役がうまいなあ。若干ロレツが回っていないところなぞ絶品です。「おぬしのような戦でしか己の生きた証しを示せぬような手合いは生きていくところなどどこにもないわ!」全く正論。家康が単なる敵役では終わらなかったのが良かった。
今週の木苺賞:大坂城の全てが懸かっているハズの千姫は全然役に立たず。助かってよかったよかった。と喜ぶだけで助命嘆願なし。千姫事件の坂崎さんも省略とは。
by prowresleman
| 2016-12-21 23:00
| 大河の言っとき