2017年 08月 24日
そんな城主 直虎(21)。 |
第27回 気賀を我が手に
第28回 死の帳面
第29回 女たちの挽歌
第30回 潰されざる者
第31回 虎松の首
第32回 復活の火
第33回 嫌われ政次の一生
7回分溜まっておりました。
このままフェードアウトとも思いましたが、「嫌われ政次の一生」があまりに圧巻でやはり一言書きたくなった次第です。
まずは、このタイトル。役名と芸名が両方入っているw これをやりたくて、このパロディなタイトルを続けてきたんじゃないかな。
だいたい、政次が磔の刑というのがどうなのと思いました。目付格であれば、切腹か斬首じゃね?(追記:史実でも磔だったみたい)
刑場で直虎が槍を持った時も、ひと暴れするものの周囲に押さえつけられ、政次の名を絶叫。政次は微笑みながらこと絶える。
―みたいな陳腐な展開を一瞬思い浮かべたのですが、脚本は期待を超えてグレートでした。
壮絶な愛の貫き方。
「地獄へ落ちろ小野但馬。地獄へ。ようもようもここまで我を欺いてくれたな!遠江一、日の本一の卑怯者と未来永劫語り伝えてやるわ!」
歴史ではたしかにそうなったし、これは井伊家は末代まで続くということの宣言でもあるわけですよね。
また、第31回で政次が身代わりの子の首を刎ねた時の「地獄へは俺が行く」と対にもなっている。
そして、尼の身でありながら、幼馴染を手にかけた直虎も地獄への道行。尼頭巾のごく僅かな返り血がその道しるべです。
視聴率が苦戦しているのが信じられない。今年は素晴らしい“大河”だと断定します。
来週は龍雲党の方ですね・・・行く末が心配。
ここんとこのギモン
・湖の真ん中で龍ちゃん「泣いてもわめいても、誰も助けに来ませんぜ」ニヤリw これ、必要だったの?
・寿桂尼のデスノートで直虎は×判定。「では筋書きどおりに」って、面接前に決まっていたのかよ。
・「ならば殿は?殿もおなごではないですか」「われが行ってしまっては、誰が殿をやるのじゃ」。直虎34歳。行けると思っていたのか?
・筋書き=徳政令の再起動だったわけですが、周りの地域の血なまぐさい粛清の中、井伊だけ何か温すぎるような。
・虎松の首実検で関口さんはちょっとヌケ過ぎでは? 実は偽首と知っていたっていう設定なのかな。
・井伊谷三人衆が徳川方についたことを直虎は知らなかったという設定なんですね、うーむ。史実はどうなんだ?
・謝罪の王様・サダヲ家康のカーブを描く土下座後退の身体能力が素晴らしい。まさか CG?
by prowresleman
| 2017-08-24 07:28
| 大河の言っとき