作品ご紹介:私め

「二十歳のころ」

「二十歳のころ」
ウメ色の行き止まり
二十歳のころ、中島みゆきの3番目のアルバム「あ・り・が・と・う」が流行っていた。
ステレオも持ってないし、LPも買えないので、友人にカセットテープに録音して
もらって、下宿のラジカセで何度も何度も繰り返し聴いていた。
その中に「店の名はライフ」という曲があって、こんな歌詞―
店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔ってもたどりつける
おかみさんと娘 母娘でよく似て見事な胸
店の名はライフ 三階は屋根裏 あやしげなウメ色の行き止まり
二階では徹夜で続く恋愛論 抜け道は左 安梯子これ、「ウメ色の行き止まり」って、どんな色なんだろうと、ずっと思っていた。
ところが、これがウメ色ではなくて、運命論あることを知ったのは、それから何年も
後のことだった。つまり、「運命論の行き止まり」だったんだ。
ちなみに、曲の後半はこんな歌詞―
店の名はライフ いまや純喫茶 あたまの切れそな二枚目マスター
壁の階段は塗りこめてしまった まっすぐな足の娘 銀のお盆を抱えて
「いらっしゃいませ」・・・
店の名はライフ 自転車屋のとなり どんなに酔ってもたどりつける(OLYMPUS PEN E-PL2,LUMIX G 14-45mm F3.5-4.5)